「ふくらはぎがいつもパンパンでマッサージしてもゆるまないです」
岐阜市から来院されているN山さんの初来院時のコメントです
このN山さんは、膝の痛み(変形性膝関節症)と慢性的な腰痛が主訴でした
ふくらはぎが痛くなるまでの緊張
ふくらはぎの筋肉がパンパンに膨らんでいる
膝や腰の痛みを訴える方に実に多いひとつの症状です
原因としては、膝や腰に痛みがあるのでその代償作用(トリックモーション)としてふくらはぎへいつも以上に負担をかけているケース
さらには、膝や腰に痛みを出す前から存在していた場合
膝関節や股関節が正常に機能しておらず、(関節の可動制限)ふくらはぎに負担がかかっていたケースもあります
例えば、デスクワークや座っている時間が多く、さらには運動不足などが続くと膝がきちんと伸びず、
歩行時にも少しづつ膝を曲げて歩くようになる場合があります。
女性などヒールの高い靴を履いている場合など、キレイに歩行されている方もみえますが、膝をやや曲げ、反り腰や引き腰気味に歩かれている女性もいます。
そのような場合、本体、スネの骨と太ももの骨で体重をしっかりと支えるのですが、
膝を少し曲げ気味で歩いている方は、骨が主に受けるはずの体重を周辺の筋肉や靭帯に負担をかけて受け止めます。
その結果、過剰な負担を強いられ、ふくらはぎや膝回りの筋肉がパンパンになったりします。
一度、そのようになってしまうとなかなか緊張をほぐす事が難しいケースもありますので、一度専門家などに相談されると良いかと思います
(もちろん当院でも対応させていただきます)
冒頭のN山さんは、数度の膝と股関節の調整、座り方や自分で行う股関節ストレッチで痛みもなく歩行も綺麗になられています。
*代償作用とは、痛みをかばうために身体が行う、他部位への負担移動です